本学には、附属幼稚園の他に、併設保育園として「おおさかちよだ保育園」があります。保育士資格に必要な科目を取った上で、さらに専門性を深めるためのコースのうちのひとつ「乳児保育コース」では、今年はこのおおさかちよだ保育園の先生方と相談しながら、「乳児のおもちゃづくり」に取り組んでいます。「はめたりはずしたりの壁かけ」や「牛乳パックブロック」などをつくり、保育園の子どもたちに遊んでもらいました。
牛乳瓶のフタを使った「ひも通し」は、乳児の手の大きさにぴったりだとじっくり遊べるけど、大きすぎるとなかなかできないとか、牛乳パックブロックで「トラック」など様々なものにみたててられたりと、乳児の遊び方を見ながらいろいろな発見ができました。
乳幼児への対応は座学で学んではいますが、それだけでは単なる「知識」です。実際に子どもたちと触れ合い、その対応の楽しさ、難しさを身体で学ぶことで、「知識」が「保育力」へと変化していきます。附属幼稚園と併設の保育園に恵まれた本学の学生は、定められた規定時間数の実習の他に、このような機会を通して確実な保育力を身につけて卒業していきます。今回参加した学生の多くは専門職への就職が内定していますが、今回の経験は、5ヵ月後、プロの保育者として現場で働くに当たってきっと大きな力になることと思います。
入学支援課 (さ)