介護福祉コースの2回生が卒業論文の発表会を行いました。
「発達障害のある利用者とのコミュニケーション」
「高齢者の統合失調症と支援方法」
「日本と北欧の認知症ケアの比較」
など、学生たちはそれぞれがひとつのテーマを持ち、2年間で学んだことをベースにしてさらに掘り下げて考え、ひとつの論文を書き上げました。
グループに分かれ、少人数の場での発表会という形式でしたが、これまで何度も経験した実習報告会の発表よりもやや緊張の度合いが強くなるようで、照れながら、でも一生懸命になって発表していました。
発表会には1回生も参加。先輩たちの専門的な発表内容に驚きつつ、テーマの決め方、資料の集め方、論文の書き方などを熱心に質問していました。先輩の発表する姿を見て、1年後に自分がなるであろう姿を想像していたようです。
入学支援課 (さ)
介護福祉コースの授業「人間の尊厳と自立」を取材してきました。
介護福祉士として働くには、お年寄りや障がいのある方々をいろいろな面から理解し、その尊厳を保ちながら自立、あるいは自律した生活を支える姿勢が大切です。この授業ではそのための知識や対応力を身につけます。演習・グループワーク形式で行われることが多く、仲間と一緒に相談し、意見を交わしながら、より適切な対応の仕方を考えます。
もし、近所のよく知った人から、ある施設利用者さんのことを心配して様子などを聞かれたら、どう対応すべきか?
個人情報の保護の観点と守秘義務を踏まえながらも、その利用者さんが地域社会に戻った後の生活のことを考えると、どのように対応することが適切なのかなど、さまざまな状況を仮定し、考えます。
介護の技術を身につけることはもちろん大切ですが、このような利用者、あるいはその家族の人間としての尊厳を守り自立を助ける力は、実際に介護の現場ではとても重要であると考えています。
入学支援課 (さ)
10月27・28日、第47回 小山田祭(=大学祭)が開催されました。例年同様、ゼミやサークル、そして各種有志たちが、趣向を凝らし、さまざまな舞台発表や模擬店出店をしました。
昨年に引き続き、今年も2日目は雨…。ステージを体育館に移しました。が、舞台に上がった学生たちは、これまでの練習の成果を存分に発揮し、今年も見ごたえのものばかりでした。器楽演奏やコーラス、それにダンス、鳴子ソーランや南中ソーランなど、各ゼミの特徴を生かしたさまざまなステージは学生らしい、勢いのある楽しいものでした。その他、有志として出演した学生たちの中では、「マッチ棒」「スパイダーマン」「女々しくて」がひときわ大きな盛り上がりを作っていました!
さらに、保護者のみなさんや同窓会のみなさんが模擬店やバザーでご参加下さったり、本学生涯学習センターの受講者のみなさんが、日ごろの講座で作った作品をたくさん展示して下さいました。また学生たちも、ゼミやサークルでの学びの成果を展示・発表するなど、多岐にわたるイベントで盛り上がった2日間でした。
その他の写真は Photo Album でご覧下さい
舞台発表の様子は → こちら
展示会場の様子は → こちら
模擬店会場の様子は → こちら
介護福祉コース1回生の実習報告会がありました。今回は入学してから2度目の実習で、障がい者支援施設などで行った7日間の実習が対象でした。
実習を通して学んだことはもちろん、自身の課題についても報告します。また、同級生や先輩、介護福祉コースの教員や職員からの質問や疑問にその場で考え、回答することにより、コミュニケーション力をさらに鍛えることにもなります。技術的な反省だけでなく、利用者さんとのコミュニケーションについて深く掘り下げて総括を行う本学の実習報告会は、介護保険施設、障がい者支援施設などからも高く評価していただいています。
入学支援課 (さ)
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今年3月に介護福祉コースを卒業した2人が短大に立ち寄ってくれました。特別養護老人ホームベルファミリアに就職した櫛田早貴さんと鈴木黎人さんです。介護福祉士として介護現場に立ち始めて半年が経過した現在の様子を話してくれました。
櫛田さん
就職前は、社会人になること、介護職に就くことに不安もありましたが、今は楽しく仕事出来ています。真夜中に「寂しい」と言って心細そうにされている方に寄り添い、不安で落ち着けず食卓を叩く方の手をそっと握ってお話を聞くなど、自分の接し方次第で認知症の人の症状が変わることに気づき、やりがいを感じています。もちろん、しんどいこともたくさんありますが、これからも頑張っていこうと思っています。
鈴木さん
仕事の流れがやっとわかってきました。寝たきりの方や意思疎通の難しい方が多いフロアを担当させてもらっています。普段は表情も乏しくほとんど話されない方が、ふとした時に笑顔を見せてくれたり、お話をされたりした時、本当に感動します。これも介護職をしている喜び・楽しさの一つのように思います。介護職としてはまだまだヒヨコですので、先輩方からの熱い指導を受けながら、毎日頑張っています!