進路・就職
現在、1回生の学生全員を対象に個別に進路面談をかねた模擬面接を行っています。
日ごろ親しくフランクに話している先生たちとも、この日ばかりは、「ケジメ」をもった話し方を要求されます。
言葉遣いや姿勢はもちろん、かばんやコートの持ち方まで、実際の就職面接を想定したアドバイスを受けます。
「その時になればちゃんとできる!」と思い込んでいた学生も、専門スタッフが投げかけるさまざまな角度からの問いかけに対し、「瞬時に対応できない自分」に気づきます。
学生たちにとっては、これからの厳しい就職活動や四年制大学への編入を踏まえ、自分自身を振り返り、見つめなおす契機にもなっています。
期待に胸膨らませながら入学したあの日からまもなく1年。
更に1年後、「社会人」として活躍の一歩を歩き出せるよう、学生たちにはさらに「本気」でがんばります。
入学支援課 (さ)
ビジネス情報コースのキャリアデザインの授業で「紳士服のコナカ」さんにご協力いただき、就職活動における身だしなみとマナーについてご指導いただきました。
男女別々に、スーツの着こなし方、バッグの色やヒールの高さ、名刺入れの選択など幅広い角度からアドバイスをいただきました。学生はまだ名刺を持っていないのが一般的ですが、企業を訪問した際に名刺をいただくことがあり、受け取った名刺をポケットにそのまま入れるのではなく、名刺入れに入れる気遣いが大切とのアドバイスは新鮮でした。
女子学生は、「就職試験で好感をもたれるナチュラルメイク」についてもご指導いただきました。学生たちは、「普段はまったくメイクをしない」か、あるいは逆に「若い女性に流行のメイクしかしたことがない」のどちらかに分かれる傾向があり、社会人として評価されるメイクをすべきと思っていてもどうしていいかわからないという学生が多くいるようで、今回のナチュラルメイク講習はとても好評でした。
これらのアドバイスの中のいくつかは、客としてお店で聞ける内容のものもあったかもしれませんが、今回は講師としてコナカの社員さんにご協力いただいたこともあり、様々な角度から、中には厳しいご指摘やアドバイスもいただくなど、学生たちにとっては貴重な経験となりました。
入学支援課 (さ)
介護福祉コース2回生の実習報告会がありました。もちろん、「プロとしての貫録」を持てるにはまだまだ至りませんが、昨年10月にはじめての実習報告をしたときに比べると一歩も二歩も成長した学生たちの姿を見ることができました。
社会人学生として入学し、10代の学生たちと一緒に介護福祉士を目指している増本さんは、今回の実習目標のひとつを
「本人からの訴えがない利用者は、どのようなことに興味を持ち、何を望んでいるかを知ろうと努めること」
としたそうです。実習を通して、
「利用者を見守り、観察して得る情報だけでは、本との利用者の意思はわからない。利用者とどれだけ一対一のかかわりを持つかで、利用者の本当の思いを知ることができ、それが利用者の意思を尊重した個別支援につながっていくことになるのではないかと思った」
また、今回の報告会には保護者の方も参加され、我が子がスーツ姿で発表する報告に聞き入っておられました。
3ヵ月後には、1回生のはじめての実習報告会があります。先輩たちの実習報告に学び、いい発表、報告ができるようがんばってくれることを期待しています。
入学支援課 (さ)
2回生の学生を対象とした「就職ガイダンス」の授業がありました。すでに就職活動を始めている学生もいますが、2回生にとっては、これからが本格的な就職活動になります。
書類の書き方や挨拶の仕方など、基本中の基本から始まり、社会で働くことの意味や、どんな”自分”を作っていくことが大切かなど、「生き方」にまで関わることも含め、多様な指導を受けることができます。
本学の就職支援の強みは、”事務局と教員との連携”です。学生ひとりひとりの性格や特性は、ゼミ担当の教員が一番よく把握しており、アドバイスも適切に行うことができます。それこそ、本学のゼミ担当教員は、高等学校の担任の先生、あるいはそれ以上のサポートを心がけています。
求人開拓や就職活動の技術的な支援は、その道一筋に研究している進路・就職支援課の職員が、厳しく、そしてきめ細やかに指導します。この”連携プレー”があるから、本学では、満足度の高い就職活動の支援を提供できています。
今日の授業は、「あいさつ」「自己紹介」の基本と、どんな求人開拓を望むか、その希望を出すことで、自分が本当に進みたい進路はどの地域のどの分野なのかを考える時間でした。
自分自身の立ち姿勢や挨拶など、日常の生活ではあまり意識することがありませんが、隣の友人とチェックをしあって、欠点を修正することで、たった1時間の指導でしたが、見違えるように姿勢がよくなった学生もいました。
「就職氷河期」と言われる中で、これから就職活動を始める学生たちにとっては過酷な状況ですが、教員、職員の支援を受け、目指す進路をしっかり勝ち取ってほしいと願っています。
入学支援課 (さ)